先日の学習イベント「名門塾合同授業見学会」が佳境の頃、携帯に1通のメールが飛び込んできました。送信元は、私が開成教育セミナーを経営していた時期、「サクセスファイター」というテレビ番組(もちろんローカルです)でお世話になっていた〝菅生新(すごうあらた)〟というおじさん。「今度、僕の還暦祝いをやるので来ませんか? 息子もプライベートで呼ぶので」という内容です。
以前(5月号)の私のコラムをご覧の方なら、お気づきと存じますが、実はこの方こそ、今を時めく俳優〝菅田将暉のお父上〟なのです! 長年不義理をしていましたので、即参加を表明。でも、お忍びなので残念ながら将暉くんとの2ショットはNGとのこと…。
その折、とっさに「将暉くんをどうやって育ててきたかを、うちの保護者の皆様に語ってくれませんか?」と送信したら、あっさり「いいよ!」の返信。お父上も最近は超売れっ子で多忙の中、日程を確保いただきました。…というわけで、11月4日13時より8年ぶり(2011年/戦場ジャーナリスト 渡部陽一氏)に、菅生新氏を招いての教育講演会を開催いたします。菅田将暉のみならず、多くの若者を起業家として世に送り出した菅生さんの子育てトークの醍醐味をぜひご堪能ください。詳細は、9月下旬にご案内予定ですので、まずは日程の確保をお願いいたします。
先月18日、京都伏見区で発生した「京都アニメーション」放火殺人事件では、日本アニメを通じて世界中の人々に夢を与える多数の若者が死傷するという、35名の尊い命を奪う凄惨な出来事となりました。犠牲者の方々のご冥福を心からお祈りするとともに、負傷者の皆さまには、一日も早いご回復を願っております。
特進館学院では、このような惨事から子どもたちの命を守るため、業界最高水準の防火対策を講じております。ご家庭におかれましても、あらためてご確認をよろしくお願いいたします。
≪特進館学院の防火対策≫
- ・平面避難を考慮し、1階部分1フロアーに校舎を設置
- ・すべての室内に、火災報知器・スプリンクラーを設置
- ・すべての教室から、外部への避難ドアを設置
- ・防煙のため、天井高を一般塾の約1.5倍(約4m)に設計
- ・校舎内に、全自動防火シャッターを設置
- ・間仕切り(ドアを含む)は金属製で、建材に不燃材を使用
- ・防災マニュアルを作成。避難誘導の周知を徹底
- ・消防署指導による防火訓練・消防検査を年数回実施
- ・他、塾生避難訓練も実施予定
「直ちに自らの命を自らで守る行動に出てください」。たいへん重々しい言葉ですが、近年の豪雨報道などで、このような言い回しを、時折耳にするようになりました。あの甚大な被害をもたらした「西日本豪雨」から丸1年が過ぎましたが、私たちは大雨の恐さをどれくらい認識できているでしょうか?
大雨で、車が洪水で立ち往生しているシーンをニュースでよく見かけますよね。では、車は地面から何センチくらいまでの水深に耐えることができるのか?…ちょっと調べてみました。
洪水・津波などで浸水した際の、水面から地面までの深さのことを「浸水深」といい、浸水深が大きくなると、車の走行に支障を来たし、避難行動が困難になるそうです。
- 10cmまで…走行に関し、問題はない。
- 10cm以上…ブレーキ性能が低下する。
- 30cm以上…エンジンが停止する。
- 50cm以上…パワーウィンドウ・スライドドアも作動せず、車が浮いて流される。〔日本自動車連盟「JAF」HPのデータより引用〕
つまり、わずか10cmの水たまりでも危険であるということです。「備えあれば患いなし」。何事も命あっての物種です。日頃から、HPなどで「ハザードマップ」を確認、危険箇所を確認しておきましょう。
特進館学院は、開校して8年になりますが、全国でナンバー1の塾ではありません。兵庫県でもナンバー1ではなく、三田市ではどうかと言えば、まだまだ一番にはなっていないと思っています。でも、けやき台1丁目1番地では、正真正銘のナンバー1塾です。なぜなら、けやき台1丁目1番地には、他に塾がないので…。(笑)
誰かに、「市内で2番目においしいお店に行こう」と言われたら、ちょっと複雑ですよね…。だったら、「このあたりで一番おいしい店に行こう」と言い換えてもらいましょう。他にお店がなければ、間違いなく「一番」です。
勉強も一緒。学校やクラスで一番を取るのが無理なら、グループ内で一番を目指しましょう。それも厳しければ、「自分の中で一番」を狙ってください。いわゆる「自己ベスト」です。
あきらめは禁物。今年4月に最下位だったタイガースは、たった2か月でなんと2位(6/5時点)に。同じく5位だったカープは、今やダントツの1位です。決してあきらめなかったことで、どん底からはい上がることができたのです。挫折禁止。「できない」とか「ムリ」などのネガティブワードは、今日から口にしない。「できる」と自分に言い聞かせれば、おのずと道は開けます。さあ、一番を目指して前進だ!
世の中で嫌いなもの。渋滞・ゴ■ブリ・パクチー…色々ありますが、一番嫌いなのが『嘘』。私たち塾業界の人間が、最も大切にしているものの一つに、「合格実績」があります。入試までの長い間、子どもたちと苦楽を一緒にしながら、生み出される汗と涙の結晶。それが合格実績です。この数字は、毎年増加させることに意義があります。だから、多くの塾は「教室数を増やして数字を稼ぐ」のですが、特進館学院は「1教室のみの実績」で、他塾と競い合って いるのはご存知の通りです。
ところが、この合格実績を何の罪悪感もなく、ねつ造・水増しする塾が、この地域にいくつもあるという実態を最近知って、やり場のない怒りに襲われています。そういう塾は、当然ながら合格者名の塾内掲示など行いません。その嘘を暴こうとしても、「個人情報保護のため…」などという都合の良い言い訳で、逃げられてしまいます。
でも、そのような塾の愚かな嘘を信じて、我が子を託してしまう親もいます。私たちがコツコツと一人ひとりのために地道に重ねていった努力も、こんな塾長たちに台無しにされてしまうようで、本当に悔しいです。みなさんにお願いです。アヤシイ塾を見かけたら、塾内の掲示があるかを探してみてください!
今から、十数年前の話。私が、特進館学院以前の開成教育セミナーという塾を経営していた頃に、「高校入試解答速報」や「天気予報」などの番組を提供しており、そのテレビ局の部長が、あるお願いに来られました。「売れない関西の若手グループをつかって、塾のバラエティー番組を作りたい」とのことで、私の塾にメインスポンサーになってほしいという内容。番組提供料は30万円で、決して高額ではなかったのですが、あまり気乗りせずに断った結果、その企画は消滅。ところが先日、テレビを観ていると何とそのグループが出ているではないですか!!
グループ名は、あの『関ジャニ∞』。今はもう、その100倍出しても来てくれないそうです…。
もう一つ。昔あるテレビに出演した時、その番組の「菅生新」という司会者に気に入られて、電話やメールで交流。途絶えて数年後に、その人とFacebookでつながり、その後、「息子が芸能界に入るので応援してほしい」とお願いされました。正直面倒に思い、何もせずそのまま放置。それから約3年後、その息子をテレビCMで発見。今を時めく『菅田将暉』です!
芸能人は、自分が売れない頃に助けてくれた人には一生恩義を尽くすと言い、その人には生涯その頃の金額でお仕事してくれるそうです。「悔しい~」。今となっては後の祭りの、とっても残念な話です…。
次の目標に向かって、明日から一緒に頑張る人。もうお別れの人。1年後くらいに、成績がボロボロになって助けを求めてくる人。それぞれですが。まずは、卒業おめでとうございます。ところで、みなさんが将来親になって我が子から、「お母さん、何で勉強せんといかんの?」と聞かれたとき、的確な「答え」を伝えることができますか?
それは、『なりたい自分の選択肢を広げるため』です。たとえば、回転すし屋さんがどうして人気があるのか? それは、多くの中から「選べる」からです。もし回転すしが、全部バッテラだったら絶対イヤですよね? 何十種類もネタがあって、タッチパネルで選べるから楽しい。
みなさんが将来、職業を選ぶとき、選択肢が1つしかなかったら悲しいと思います。だから、一生懸命勉強をして、「自分の選択肢を広げる」のです。糸もロープもワイヤーも、一度切ってしまったらおしまいです。勉強は、たとえそれが細い糸でもつながっていれば、また少しずつ太くしていくことができます。だから決して切らないで、つないでください。
そうすれば、将来なりたい自分の選択肢をどんどんと広げることができます。自分の未来が、バッテラだけの悲しいすし屋さんにならないよう、気を抜かずに今日からもしっかりがんばりましょう!
今年も昨年とほぼ同数の生徒が高校受験を終えて新高1生となりますが、高校受験は人生のゴールではなく、あくまで中間目標に過ぎません。3年後に控える大学受験には、「高い競争率」・「難解な問題」・「膨大な科目数」などのハードルが多々あって、それ以上に厳しいのが、名だたる〝中高一貫校生〟とのし烈な競争です。
たとえば、東京大学の合格者数高校別ランキングを見ると、上位20校のほとんどを中高一貫校に独占され、公立高校はわずか1割。これは、単にレベルの差ではなくカリキュラムの違いによるものです。上位の中高一貫校では、高2の2学期までに全高校内容の学習を終え、残りの1年半で入試対策演習を行います。つまり、公立の「2倍速」で学習して、後半は「予備校化する」というしくみ。大学受験に強いのもうなずけます。とりわけ国立大を目指す生徒は、高1生の段階で、センター英数は80%以上の点数を取ることができると言われています。
だから、彼らに勝利するためには〝高1から受験勉強する〟しか方法はないのです。
高校の合格発表で、「やっと終わった。少し休もう」とついつい呟いてしまう。これが、大学受験の「失敗の始まり」となります。合格おめでとう→「さあ、いよいよ本番だ!」と思える意識こそが、次の成功に向けての最大のポイントです。みなさん、一緒にがんばりましょう!
かつて一世を風靡し、塾業界初の株式上場を果たした某塾には、「白以外のワイシャツ着用はクビ…」という厳しい規定がありました。かつて日本中を凌駕する勢いで急成長した某居酒屋チェーンは、「シャツの第一ボタンを開けること」が禁止だったそうです。身なりをきちんとすることは大切ですが、どちらの企業もほどなくして大きな経営危機を迎える結果となります。
ルールを定めて守ることは重要ですが、社員の個性を抑圧して、社長への従属を強いるような会社に、決して未来はありません。
塾や家庭に置き換えると、子どもたちに厳格な規則を強いて、何かにつけて「ノー」を突き付ける大人たちではないでしょうか。「〇〇はダメ」、「〇〇は禁止」など…。
はたしてそれって本当に「教育」と言えるでしょうか?「痛い思い」をさせて、初めてわかることもたくさんあるはずです。それが、大人になってからだと取り返しのつかないことになる場合もあります。
私たちは、子どもたちに過剰なルールを強要したリ、禁止教育で縛ったりするのではなく、一人ひとりの個性を重視し、成功体験だけではなく、時には失敗も経験させる教育が必要であると考えています。
ご存知のように、人のからだは「細胞」という小さなふくろが集まってできています。その数はなんと約60兆個で、一つひとつの細胞が呼吸をしながらエネルギーを生み、からだに必要な物質を作り出すなどの活動を行っています。
人体は、1日で約1兆個もの細胞を入れ替えるといいます。不要になった細胞は死んで、近辺の元気な細胞を細胞分裂させて増やし、古い細胞と交代して成長する…これが「新陳代謝」です。人が生きるということは、もの凄いスピードで体のなかの古い細胞を捨て去り、それ以上のスピードで新しい細胞を作り出しては置き換えて、常に新鮮な細胞で体を保っていくこと。そのサイクルが日々休まずスムーズに行われることこそが、「健康」に繋がるのです。
一説には、皮膚は28日、胃腸は40日、血液は127日、骨は200日。肝臓・腎臓は200日。脳も一部を除いては、2・3か月~1年で入れ替わる、とされています。
「これ以上暗記できない」とか「もう体力の限界」などと言う人がいますが、人のからだは日々生まれ変わっています。今の自分は、1年前とはゼンゼン違う新しい自分なのです。だから何でもできます。挫折禁止。あきらめずにポジティブにいきましょう!