スキマ時間を活用しよう!

「時間を有効に活用できる人」は、何事も成功する可能性が高いと言われます。世の中には、さまざまな不平等があるかもしれませんが、時間だけは年齢や身分などに関係なく、すべての人に平等に与えられています。では、時間を有効に活用するためにはどうすればよいでしょう? 「睡眠時間を減らす」などという答えは、愚かな間違いです。

時間を上手に利用できる多くの人々は、いわゆる〝スキマ時間〟を活用しているのです。一日は24時間ですが、その中には「待つ時間」や「探す時間」、「移動する時間」などの無駄な時間がコマ切れに散在しています。そのような時間を合計すると、数時間になってしまうかも? 実は、このコマ切れ時間を上手に活用できているかいないかが、できる人とできない人との大きな違いなのだと、私は日ごろから考えています。待つ時間を活用して、探す時間をなくす工夫をし、効率的な移動を心がけるなど…。意識してこのような努力を日常的に行えるかどうか。学生も社会人もアスリートも、これが成功する人の共通点だと思います。

待ち時間にぼーっとしたり、意味なくスマホをいじったりしていませんか?「時は金なり」です。時間という大切な資源を、これからもっともっと可愛がってあげてくださいね!

「学歴フィルター」の恐い話

20年近く前、特進館学院の前の塾を経営していた頃。その塾で中学校時代から仲良しだった男女の塾生が卒業してからお付き合いを始め、彼らが大学3年の秋の出来事です。彼は県内の有名国立大学、彼女は大阪の偏差値40程度の私立大学に通っていました。ある日、二人がカフェでデート中、就職活動で某大手食品会社の入社説明会への申込みのために、それぞれのノートパソコンで、その会社の採用ホームページを開いていた、その時、悲劇は起きたのです。「二人で一緒に入社説明会に行こう」と、各々のPC画面を開くと、彼の方のパソコンには「申込み」のボタンがあるのに、彼女のパソコン画面のすべての申込みボタンは「満席」と表示され、押せなくなっていました…。

学歴よりも実力重視と言われるようになった企業の採用方針ですが、実はこれはあくまで建前上の話。近年の採用システムは完全に電子化されていて、多くの企業は予め大学をランク分け、一定基準以下の大学は自動的に「学歴フィルター」で無慈悲に振り落とされてしまいます。だから、偏差値が低い大学の学生は、説明会に行くことすらできない。子どもの頃から「〇〇社に入りたい」と夢を抱いていても、実は低ランクの大学に入学した瞬間に、すでに夢は崩壊してしまっている。これが悲しい世の現実。何とも恐い話だと思います。

夢は、口に出して言おう!

いよいよ受験シーズンの到来です。この時期、私たち特進館学院では「やるべきことはやった、思いっきり暴れてこい!」をモットーとして、学習面だけでなく、体力・精神力や睡眠力・運力・勝負力など、全ての面で子どもたちへの最終サポートを行っていきます。

受験は、一人ひとりの「夢」の実現への節目ごとの目標ですが、その夢を叶えられる人とそうでない人には、大きな違いがあります。それは、「口に出すか出さないか」。自分の夢を人に言うのは恥ずかしいから、胸の内に秘めて誰にも言わない人が多いと思いますが、そういう人の夢はなかなか叶いません。だから自分の夢は、胸を張ってできるだけ多くの人に伝えましょう。それが夢を叶える最大の秘訣です。なぜなら、自分の夢を言い続けていると、その発言に責任が生じて簡単に諦めることができなくなります。さらに、それを知っている人たちが、あなたのために背中を押してくれる。例えば有益な情報をもらえたり、有力な人物を紹介してくれたりする機会が訪れ、そのことによって多くの人たちに助けられて、一歩ずつ夢の実現に近づいていくのです。でも、誰にも言わずに心に秘めている人の夢は、一生秘めたままで叶わずに終わってしまう可能性が高い…。

だから、自分の夢や目標は、恥ずかしがらずにまわりの人たちに口に出して言いましょう!

「臨界点」を超える!

今回は、航空機燃料の話しです。たとえば、大阪から札幌までのフライトで、離陸時の距離は約50km、水平飛行時の距離は1000km余り。水平飛行の距離は20倍以上あるのに消費する燃料はほぼ変わらない…って、ご存知でしたか?

飛行機は離陸時に莫大な燃料を消費するのに、一定の高度に達すると少しの燃料でラクラク飛行できる。原子力発電所の原子炉に点火をすると、最初はなかなか温度が上がらないのに、ある瞬間から突然温度が激しく上昇する。このような、エネルギー効率が切り替わる転換点のことを、「臨界点」と呼びます。

勉強や仕事で一生懸命努力しても、なかなかすぐには結果が出ないもの。だからと言って、そこで諦めてしまうことは、最も愚かしいことだと私は思います。なぜなら、臨界点がすぐそこまで来ているかもしれないから。結果は、がんばった時間に比例して出るのではなく、なぜか突然現れるものです。だから、そんなときこそ挫折禁止。あなたが諦めたその時点で、結果が出ないだけではなく、成長が止まってしまいます。特進館の「挫折禁止ステッカー」を差し上げますので、しんどいときは、心の励みに使ってくださいね。(^^)

特進館学院の開校コンセプト

かつて、県内に20校舎展開する塾を経営していた頃にはあまり考えていませんでしたが、特進館学院を開校する時、私は「すべての人がストレスを感じない教室づくり」「大手塾と個人塾の良いとこ取りをする」ことを、重要な開校コンセプトとして考えていました。

塾を長年経営する上で感じていた、生徒の不便解消というテーマ。この教室では、文具を忘れてもすぐに解決、空腹でも食事が調達できるなどの便利さを追求し、100円ショップと大規模スーパーをここへ誘致しました。これは、ここに勤める先生にも同様です。保護者にとっては、送迎時に路上駐車しなくても悠々と待機可能な市内最大規模の駐車場(当時)を設置。待ち時間に、買い物を済ませることができる。こういうことってとても大事なことだと思います。

「良いとこ取り」とは、大手塾の強みの情報力・システム力と、個人塾の良さの面倒見の良さ・(先生の転勤がない)安定性」です。そのため小さな校舎を多数作らず、大規模校舎にこだわりました。コンビニ塾からデパート塾への転換です。どれだけ授業や教材に力を注いでも、生徒・保護者がストレスを抱えていては、充分な学習効果は期待できません。子どもたちには、心身ともにベストな状態で学習してほしい。だから私たち特進館学院では、教室環境のみならず、教室外の環境にもきめ細やかな配慮を施し続けてまいります。

日本人の描く、日本の言葉

あたまを雲の上に出し 四方の山を見おろして

かみなりさまを 下にきく 富士は日本一の山

 

青空高くそびえ立ち からだに雪の着物着て

かすみのすそを 遠くひく 富士は日本一の山

 

富士山を歌った文部省唱歌。正式名は、「ふじの山(作詞者:巌谷小波/作曲者:不詳)」。日本人なら誰でも知っている歌で、歌詞がすべての美しい情景を表していますよね。

近ごろ、人工知能とかAIとかが、もてはやされるご時世になっていますが、やっぱり日本人の描く、日本の言葉は、ほんとうに美しくて最高であると、私は考えています。

日本がこれからも世界の国々としっかりつながるためのコミュニケーションツールとして、英語(英会話)は言うまでもなく大事ですが、国語(日本語)はその礎として、それ以上に大切なもの。これから世界へ羽ばたく子どもたちには、この美しい日本の言葉をずっとずっと忘れないでいてほしいものです。

いかりや長介さんの名言

今回は、志村けんさんを育てたドリフターズのいかりや長介さんが語った、奥の深~い言葉をご紹介します。

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強くなることはないです。弱い自分に苦しむことが大事なことなんです。人間は元々弱い生き物なんです。なのに、心の苦しみから逃れようとして強くなろうとする。強くなるということは、鈍くなるということなんです。痛みに鈍感になるということなんです。自分の痛みに鈍感になると、人の痛みにも鈍感になる。

自分が強いと錯覚した人間は、他人を攻撃する。痛みに鈍感になり、優しさを失う。いいんですよ、弱いまんまで。自分の弱さと向き合い、それを大事になさい。人間は弱いままでいいんですよ、いつまでも…。弱い者が手を取り合い、生きていく社会こそが素晴らしい。

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弱い人は、強い人を装う。強い人は、弱い人のフリをする。もしかしたら、そんな「裏腹」なのかもしれませんね。ほんとうに強い人の共通点は、弱い人に優しく接することができることです。私たちのように教育に携わる人間は、その強さと優しさを忘れずに働き続けることが大切だと思います。

「イテテ」の法則

おかしな名前ですが、みなさん「イテテの法則」ってご存知ですか? 誰かに、「前屈をしてほしい」とお願いして、例えば地面から10cmまでしか体が曲がらなかったとします。その時に、「あと5 cm曲げて」と頼んでもたぶん無理ですが、「1cmだけ」と言ったら、何とか曲げられるのではと思います。ただ限界を超えているので、その人は「イテテ」と顔をしかめながら前屈をするでしょう。ところが、この「イテテ」を毎日続けていると、いつの間にか痛みがなくなり、前より体が柔らかくなっている…というお話。

生きているとイヤなことや辛いこともたくさんあります。何もかも投げ出したくなって、「会社を辞めたい」とか「部活をやめたい」とか「塾をやめたい」といったネガティブな衝動に駆られる。これが「イテテ」の瞬間です。でも、そこで挫折してしまうか、気を取り直してがんばるかでその人の将来が大きく変わる。人生においての成功や失敗は生まれ持った才能とかではなく、こんないくつかのハードルを乗り越えようとする強い意志があるかないかで決まってくるものと私は考えています。

「イテテ」と感じた時はあなたが成長できる瞬間。泣きたい、叫びたい、逃げ出したいなどと思ったら、一旦深呼吸して、「今の私は成長している!」とポジティブに考えると、気持ちが楽になれますよ。(^^)

「死の商人」にはなりません!

ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ戦争など、現在も世界の多くの地域で武力紛争が起きています。そんな中、利益のために敵や味方を問わずに武器を売る人物や組織、これを「死の商人」といいます。彼らは人命の尊さなどまったく無視して、武器を売りさばいて、巨万の富を得ようとする非情な人間です。

話は変わって、私の友人の某有名人が大手コンビニの弁当製造工場へ訪問した時のこと。その会社の社長と話し込んでいたらお昼休みの時間となり、何げに従業員の昼食の様子を眺めると、なぜかみんなが家から持参した「手弁当」を食べています。彼が不思議に思い、「なぜ工場で作った弁当を食べないの?」と社長に聞いたら、驚いたことに即返ってきた言葉が、「あんなもの、食えるかよ!」…だったそうです。世の中には、お客さんを犠牲にして自らの利益を得ようとする悪どい企業がたくさんあり、その一部が事件として大きく報道されることが多々あります。このような「死の商人」的な企業は、結果的に世間の批判を浴びて最後には消えてしまうことは、今までの事例をみても明白です。

利益を追求することはもちろん重要ですが、私たちはこのような犠牲で利益を生み出すような企業なんかには、絶対に成り下がりたくないと、深く心に刻んでいます。

日本の歴史は世界一!

世界に200近くある国の中で、建国(王朝)の歴史を紐解くと、デンマークは1000年、イギリスは950年ですが、日本は2700年でダントツナンバー1。アメリカは240年、中国(中華人民共和国)に至ってはわずか70年。しかも、日本の皇系は「男系[Y染色体]の継承)」のみで引き継がれている、まれに見る王朝。「王」は世界に多数いますが、国際社会で「エンペラー(皇帝)」と称される人は、唯一日本の天皇だけだそうです。他国の王朝は「動乱などで滅ぼされ、新王朝が生まれる」ことが繰り返されてきました。

しかし、日本ではどんな大戦乱でも、将軍などの権力者が常に天皇を尊重し、守り続けてきたからです。要するに、「権力と権威」を区別してきた結果、天皇は敵を作らずに人々の心の拠り所となり、長年同じ血統を続けることができたと言われています。その証拠に、天皇の住居である「御所」は、ヨーロッパの城や中国の宮殿のように高い城壁や堀などで防御されておらず、いつでも簡単に攻められるような低い土塀だけしかありません。

日本のことを、「安い国、悪い国」などとディスる人たちがいます。でも、私はそんな自虐史観など打ち消して、「日本は世界一歴史のある国です!」と、誇りをもってこらからも言い続けたいと考えています。