202111特進館通信 121号
【高校部】特進館通信vol.121 11月号
ストレスがある人は、幸せな人
以前、「勝利する人の共通点」についてお話ししました。アスリートも受験生も、勝利する人は必ず「楽しんでいる」という内容でした。【代表北村のちょこっとコラム(2018.12)参照】
そこで、最近私が発見した新しい「勝利の方程式」について、こっそりとお知らせします。みなさんには、悩みや困りごとなど「ストレス」がありますか? おそらく、まったくない人などいないのではないでしょうか? でも、それでいいのです!たとえば10m先の空き缶に石を当てるのと、空き缶に当てずに1 ミリ手前に石を落とすのではどちらが難しいですか?
100 点満点を取るよりも、99 点で止める方がはるかに難しい。何が言いたいのかというと、「何もかも完ぺきだと、結果的にはダメになる」というお話です。マグロやウナギ・マダイなどの養殖で、ご承知の通り日本の水産技術は世界最高水準。養殖魚が天然魚並みの引き締った身となる秘密は、「養殖網に少しだけ天敵を入れる」ことだそうです。安穏な環境で育てるのではなく、あえてストレスを与えることで、良質で美味しい魚に成長する。そういえば、アコヤ貝に異物の核を無理に入れてストレスを与え、その結果できる産物が、あの美しい「真珠」であると伊勢志摩の方に聞きました。多少のストレスを持つ方が、人は成長できる。そう考えると、ちょっと幸せな気分になれるのでは…と考えますがいかがですか?