高校の『学歴』が採用基準に!【代表北村の教育ちょこっとコラム】

今年も就職活動のシーズンがやってきました。ところで、企業は今でも「学歴」で採用を決めているのでしょうか? 最近は、学歴よりも「実力重視」と叫ばれるようになった各社の採用方針ですが、実はこれはあくまで建前上の話で、人気企業は何千人もの応募が来る採用選考プロセスで、少なからず学歴を重視しています。
ご存知のように、近頃の採用スタイルは完全に電子化されており、これがよくも悪しくも企業にとっては都合が良い。実は、予め「ランク分け」された大学を一定基準で電子的に振り落としてしまい、偏差値の低い大学の学生は入社説明会に参加することすらできない。これが現実です。しかし、最近はAO入試や一芸入試などで、学力を伴わない有名大学出身者も増加。その結果、企業が「学歴選抜で採用したのに戦力外の社員」などの問題で頭を抱えているようです。そこで、たどり着いたのが「高校にも注目する」という新しいやり方。各地の名門高校出身者なら、優れた学習能力を持っている可能性が高いという理由です。
夢を叶える企業へ入社するためには高校受験も重要な関門となります。もちろん、自らの「実力」や「人間力」を磨くことはもっともっと大切ですが…。