かつて一世を風靡し、塾業界初の株式上場を果たした某塾には、「白以外のワイシャツ着用はクビ…」という厳しい規定がありました。かつて日本中を凌駕する勢いで急成長した某居酒屋チェーンは、「シャツの第一ボタンを開けること」が禁止だったそうです。身なりをきちんとすることは大切ですが、どちらの企業もほどなくして大きな経営危機を迎える結果となります。
ルールを定めて守ることは重要ですが、社員の個性を抑圧して、社長への従属を強いるような会社に、決して未来はありません。
塾や家庭に置き換えると、子どもたちに厳格な規則を強いて、何かにつけて「ノー」を突き付ける大人たちではないでしょうか。「〇〇はダメ」、「〇〇は禁止」など…。
はたしてそれって本当に「教育」と言えるでしょうか?「痛い思い」をさせて、初めてわかることもたくさんあるはずです。それが、大人になってからだと取り返しのつかないことになる場合もあります。
私たちは、子どもたちに過剰なルールを強要したリ、禁止教育で縛ったりするのではなく、一人ひとりの個性を重視し、成功体験だけではなく、時には失敗も経験させる教育が必要であると考えています。