クリーンであってほしいなぁ~

いよいよ国政選挙が近いのか、近くないのか。世間では微妙な空気感が漂っているきょうこの頃。私がまだ30代後半の若かりし頃。たまたま新聞の朝刊に、「○○市長選 立候補者説明会」という記事を見つけて、不謹慎にも興味本位でその会に参加したことがありました。

会場で、3~4名の候補者または代理人らしき方々と、立候補説明を聞いていたのですが、会が終わった途端に、思いがけず数社の新聞記者に囲まれて、まさかの取材攻勢。さすがに「ひやかしで来ました」とは言えないので、「立候補を前向きに検討中です…」とか適当に答えてその場を退場。すると、驚いたことに翌日の朝刊4紙で「塾経営者が新たに市長選に立候補!」みたいな記事が踊り、そこから悲劇が始まります。ほどなく、塾の本部と自宅に、「立候補はやめなさい」といった合成音声や無言電話などの嫌がらせが、毎日数十件も入り、塾と我が家は大パニック状態に。スタッフと家族の身の危険を感じて、すぐに立候補撤回の発表を行いました。この事件以来、私は選挙活動の怖さを身にしみています。こんな経験は、たまたま一部の地域だけの話と信じたいですが、子どもたちの未来のためにも、民主主義の象徴である選挙は、クリーンであってほしいなぁ~とマジメに考えています。