『エコ』は、実は環境に悪い⁈【代表北村の教育ちょこっとコラム】

「教育」や「福祉」といえば響きのよい言葉ですが、この言葉を利用して荒稼ぎをする、理不尽な人間が多数存在することもまた事実。先日、講師を招いての保護者会講演会開催を計画し、ある有名教育評論家の先生に電話をしたら、「私、講演料170万以上じゃなきゃ行かないわよ~」みたいなことを言われて、即断念。「教育者のクセに、がめついオッサンやなぁ~」と独り言…。
「エコ」という言葉も同様に響きはよいのですが、実は環境に悪いものが多いと言われます。例えば、最先端のエコカーである「燃料電池自動車」。水素と空気中の酸素が化合したときにできる電力で、車を動かす仕組みですが、実はその水素を作るために、2倍以上の電力が必要だそうです。水素の原料は、石油か天然ガス。さらに、水素の運搬や保管を行う容器は、潜水艦レベルのコストがかかります。EV・PHV車なども、CO2の排出量が少なくて地球に優しく感じますが、実はその車の製造時のCO2排出量は一般車の数倍だと言います。
エコカーをお持ちの方にはいささか気の悪い内容で恐縮です。あくまで製造過程の話で、購入後のメリットは多々あると思いますので、どうかご容赦ください。(^^;
物事は、表面(一部)だけでなく本質(全体)を見抜かないと、思わぬ落とし穴に陥る危険性あり。受験や学習においても、この考え方が必要だと思います。